徒歩で、トホホな、とほい旅。

ボーズマンです。歩きます。よろしくお願いします。姉妹ブログ→http://chari-de-trip.muragon.com/

高級文鎮 ※冒頭長いです

それは、ブラックアウト初日の出来事。


目覚まし代わりの本震


ACのCMかよ、と思わせる程の自己主張の激しい余震の連発にも慣れた頃。



「あ、トイレ」



朝から驚きの連続で忘れていた意識が一気に襲い来る。


誰がいる訳じゃないが、ドアを開けたまま用を足す趣味は無い


夜の山より黒い闇を思い、ヘッドライト装備。


さぁ、いざドアノブに手を掛けるーーーーーーー



動かない



なかなか、どうして、開かない




・・
・・・
・・・・


地震が起きたら、逃走経路確保、という心得


それは屋内も危ない、という事もあるだろうが


第一に、家が歪んで戸が開かなくなる


これがあるからだろう
(出入口は普通に開いた)


・・・・
・・・
・・



そんな事を思い出しながら、肉体的よりも、


なんなら震災に一切関係のない所から来る理由により、社会的な危機が間近に迫る


超危機的状況下、どうやらドア自体の歪みは力で何とかなる
問題はドアノブの「中身」だ
ドアノブ自体が動かない
なら分解だ
ノブに頼らず、中の構造を直で動かしてやる


ここまで2秒くらいで決断できた自分を褒めてやりたい



「分解」と「理解」



知恵の輪を前にしたような気持ちと


危機的状況下にも関わらず、知恵の輪なんて考えている余裕


失敗した時


それら全てがごちゃ混ぜになった為か、一人、笑う




そして”相棒”を手に、(尿意で)震えながら、解体作業に入った…






あ、どうも、ボーズマンです。


レザーマンの「Signal」買いました。




まさにサバイバル用の名に恥じぬ、自分を救ったツールです。


最近は文鎮になってます。


△メインプライヤー。



バネ等は入ってないので、自分で開け閉めします。


意外とコレが煩わしい。


先はニードル、根元は大き目の物を掴めます。


ワイヤーカッターは交換式。ただ特殊なドライバー必要です。


△直刃と波刃のコンボナイフとノコギリ。



プライヤーを畳んで、グリップ部分から出せます。


△ロック部。



ナイフにもノコにも、ロック機構があります。


△ロック部その2。



刃を開き切ると、ロック用の板がせり上がり、刃を固定。


畳む際は、板を押さえながら戻せば良し。


△本体自体のロック。



不意に本体が展開しないように、ロックが掛けられます。


△ロック解除。



プライヤーを出したい時には、下に落として解除します。


△我が救い主。



交換式ドライバー、缶切り、何か刺して糸通すヤツ(リーマー?)。


ドライバーは同社の製品でいろいろ交換できたはず。


△またロック。



画像の3種のツールは開き切るとロックが掛かります。


△ロック解除。



セレーションが切られている所を押して解除。


△折り畳み中。



そのまま格納すればOKです。


△ダイヤモンドシャープナー格納。



ちなみに3種ロックはシャープナーのロックも兼ねています。


△抜きかけ。



さっきと同じようにセレーションを押しながら、ズラす。


△抜けます。



タッチアップ用のダイヤモンドコーティングシャープナー。


あくまでタッチアップ様です。


本格的に切れ味戻すなら、砥石でガチ研ぎかメンテに出す。


ところで波刃って研ぎ辛いらしいですね…。


波の内側、普通の砥石じゃ確かに無理です。


△ファイヤースターター。



レザーマンの製品でシグナルだけの要素その1、ファイヤースターター。
(2018.12.31現在)


あくまで緊急事態を想定した物なので、最低限のものです。


ちっさくて使い辛い。


ノコの裏で火花を散らします。


△裏側。ロック部。



こちらも不意に脱落しないように、ロックが掛かってます。


右端の逆コの字、ワイヤー部分がロックです。


△キツくなく、かといって緩くもない。



手でワイヤー部を動かします。


△抜けかけ。



後ろ側から押してあげると抜けます。


△ファイヤースターター兼ホイッスル。



シグナルだけの要素その2、ホイッスル。


フェロセリウムロッドの裏側にあります。


少し吹きづらいですが、そこそこ音は出ます。


△栓抜き、6角ビット、ハンマー。



「何かに引っ掛けて吊るす」兼「栓抜き」兼「ハンマー」


そしてパラコードを通してますが、この穴は6角ビット。


裏表で大きさが違います。


△付属の収納ポーチ。



ナイロンです。頑丈そうです。


△底には穴。



プライヤーを展開した状態でもポーチに入れられます。


蓋は閉じれなくなりますが。


△ポーチ裏側。



縦に1本、横にも細めですが2本のストラップ。


ベルト等に好みの方向で付けられます。


△展開した状態で収納。



収納?


一時的に差しておくなら割と良いでしょうか。


まさかドレンホールじゃあるまいな…。


△両側にはペンポケットらしきスペース。



ゴムバンドで、ある程度伸縮します。


意外と汎用性の高いポーチなのかも。




普段の軽量化ばっか考えてる自分の旅では出番はありません。


ただグループアウトドアや普通のキャンプでの大活躍は間違い無しです。


またブッシュクラフトの真似事にも多少は対応してくれるでしょう。


文鎮にもなってくれます。




何より、サバイバル用って響き、ヤバくないですか?